【社寺巡礼】鞍馬-貴船

京都

ネット講釈、普徳亭大崇でございます。令和七年葉月、8月でございますがお盆休み皆様どちらかに旅行に行かれましたでしょうか。私は、京都市左京区にございます、鞍馬寺貴船神社に参ってまいりました。その様子を一席申し上げたいと思います。

仁王門から由岐神社

比叡山鉄道鞍馬駅を出でまして、道なりに進んでいきますと、前にデンと石段が現れまして、この先に仁王門が見えます。これが鞍馬寺の入り口でございます。

この仁王門くぐりまして、ケーブルカーもあるんですが、歩きでこの鞍馬山を登ってみようということで、ゾロッカゾロッカ歩いてまいりますと見えてまいりますのが魔王の滝。名前はまあ物々しいんですが、要するに昔の人が水垢離をしたという滝でございます。

その滝を馬手に眺めながら、行き着いたところが由岐神社

鞍馬の火祭りでおなじみでございますが、正面に見えますのが、拝殿でございます。割拝殿と言われる様式で、建物の真ん中を石段が通っておりまして、かの太閤秀吉の嫡子、豊臣秀頼により寄進されたものにございます。

拝殿を通りますと見えてまいりますのが聳え立つ大杉大杉社と呼ばれ、一心に祈れば願いが叶うと言います。

鞍馬寺

由岐神社を行き過ぎますと、かの清少納言が枕草子の中で「近うて遠きもの」として挙げております九十九折の道というのに出てまいりまして、右行ったり左行ったり、なかなかきつい道なんですが、これを登ってまいりますと、中門が見えてまいります。

中門を経て進んで見えてくるのが転法輪堂。これはまあ休憩所というふうに今はなってるんですが、こいつを通り過ぎまして石段を登りますと、いよいよ本殿金堂が見えてまいります。

これがなかなか高いところにありまして、景色がよろしいんでございます。本殿の方はですね、狛犬ならぬ狛虎が控えているという。御本尊の一体が毘沙門天様ということでですね、神使ということで虎になっております。

鞍馬寺の由来を訪ねてみますと、かつて鑑真和上の弟子の一人でございました鑑禎上人が夢のお告げに従いまして、この地に毘沙門天を祀ったところから始まりまして、その後平安時代になりまして、藤原伊勢人という人がこれまた夢の中で、貴船神社の神様のお告げを受けまして、この地に千手観音を祀ったところから、本格的な寺院の造営が始まったと申します。そういう由緒あるお寺でございまして。御本尊は毘沙門天千手観音、そして魔王尊というですね、これは独特なものなんですが、宇宙から飛来したという、なかなか不思議な所以のある御本尊を祀っております。

奥の院

本殿を馬手に眺めまして、進んでまいりますと、いよいよ奥の院へと続く山道。

本格的な山道でございますね。昼なお鞍馬の山道を行きますと見えてまいりましたのが息つぎの水

それを過ぎますと見えてきましたのが、背比べ石。これはかつてこの寺におりました牛若丸こと源義経でございますが、まあご存知の通りですね、平家が盛んな時分は都にいられないというので、この地に身を隠しておりましたが、いよいよ追っ手が迫ってきたというので、奥州へ下る時に名残惜しんで、この岩で背比べしたと言われているという。

これを通り過ぎますと、見えてまいりますのが木の根道。木の根っこが地面の表面に出ておりまして、なかなか独特な景色になっています。さっき申し上げました牛若丸がですね、この鞍馬山の天狗からここでもって兵法を伝授されたといういわれがあります。なるほど、こんな歩きにくいところで武芸を教えられていたんですから、たまったもんじゃない。それがおかげで、壇之浦での八艘跳びができるようになったとも。

ここを過ぎますと、いよいよ下りになるんで、多少は楽なんですがね、それでもきつい道を行きますと見えてまいりますのが、僧正ガ谷不動堂です。こちらは牛若丸がですね、鞍馬の天狗と出会った場所と言われております。こちらは伝教大師最澄が一刀三礼を尽くして刻んだという不動明王が祀られている場所でございます。

そこからさらに下ってまいりますと見えてまいりましたのが魔王殿。これはまたすごい名前のお堂でございますがさっき申しました、宇宙から飛来したと言われる魔王尊を祀っているお堂でございます。こちらを通っていよいよ貴船の方に入ってまいります。

貴船神社

貴船といえば言うまでもなく貴船神社がある場所でございます。この貴船神社というのは、また由緒のある神社でございまして、神武天皇の母君であります玉依姫命が黄色い船に乗って、淀川鴨川を遡ってこの地にたどり着いて、そこで水神を祀ったのが始まりと言われております。その時、黄色い船に乗ってきたもんですから、この地の名前が貴船になったという、なんか単純なような深い歴史があるような名前でございます。この貴船神社三つありまして、本宮中宮、それから奥宮の三つがあるんでございます。本宮が、いわゆる我々がイメージする貴船神社でございまして、あの赤い灯籠がずっと並んでいる所ですね。

それから中宮、これが結宮とも呼ばれてまして、縁結びにご利益があるというで神社になっておりまして、境内には天の磐船という船の形をした自然石が奉納されております。

最後が奥宮でございまして、外からは見えないんでございますが、本殿の下にですね、龍穴があると言われております。

結び

この日はまあ天気も悪くて雨まで降ってきたんですが、さすが観光地ということで、かなりの人で賑わっておりましてね川床なんかも結構満席でしたが、なかなかいいところでございました。今年の夏はどうなるかわかりませんが、皆さんも機会があれば是非行ってみてください。 以上、一記事の書き終わりといたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました